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見た目を変えただけで、ちっともお得ではないのです。
記事を書いている2016年5月末、ヴェルファイア、アルファードの特別仕様車のアナウンスがありました。トヨタは新車が注目されなくなって売り上げが落ちてきたタイミングで必ず特別仕様車を発売します。トヨタだけではなく、日本中の全てのメーカーがそうしているのではないでしょうか。
世界のトヨタといえど、利益を向上させていかないと今後は厳しい状況になって来ると感じています。その根拠にトヨタの来期予想(営業利益や経常利益)が約4割になると会社が発表しました。
まずトヨタの事を知る必要があります。興味がなくても、さらっと目を通して頂けますか?
次期の業績見通し
今後の経営環境としては、米国において引き続き回復が見込まれ、欧州についてはユーロ圏を中心に緩やかな回復が続くことが期待されます。一方、中国をはじめとする新興国については減 速するリスクがあります。
日本経済は、雇用・所得環境の改善が続くなかで緩やかに回復してい くことが期待されますが、新興国の下振れによる景気の減退に留意する必要があります。自動車 市場は、先進国で安定推移が見込まれる一方、新興国での落ち込みが懸念されます。
また、各国 の環境・燃費規制への対応や安全技術開発への取り組み強化が求められることに加え、自動運転 技術開発への参入が業種を超えて拡大するなど、グローバルで競争が激化しています。
このような状況のなか、現時点における2017年3月期 (2016年4月1日から2017年3月31日) の連結業績の見通しにつきましては、下記のとおりです。
為替レートは、通期平均で1米ドル=105円、1ユーロ=120円を前提としています。 なお、熊本地震に伴う工場稼働停止の影響は織り込んでいません。
連結業績の見通し (通期)
売上高 26兆5,000億円 (前期比増減率 △ 6.7%)
営業利益 1兆7,000億円 (前期比増減率 △40.4%)
税金等調整前当期純利益 1兆9,000億円 (前期比増減率 △36.3%)
株主に帰属する当期純利益 1兆5,000億円 (前期比増減率 △35.1%)
参照:トヨタ短期決算
でも、会社はあくまでも低姿勢です。為替は105円を見込んでいますがそれ以下になるリスクは少ないと思いますので利益はもう少し高く見積もっても良いと考えます。
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利益を上げるために昔の特別仕様車と全然違う。
リーマンショック前の特別仕様車は、低グレードにはない装備が付いたり内装外装ともに上級グレードにより近いモデルになっていて、それでいて安くお得に買えました。
ところが、最近の特別仕様車は上級グレードも売りたいようで内装の配色や素材をあえて上級グレードと違う物にし、お得に見せているのではないでしょうか。
昔は特別仕様車が出れば上級グレードは売れなくなるが当然でしたが、最近はトヨタも利益を追求するようになりました。
本当は上級グレードが欲しいのに高過ぎて購入できない層を狙った販売戦略になりますので、それにプラスして上級グレードを購入出来る層の機嫌も損ねないようにしているわけです。トヨタにしてみれば一石二鳥ですね(^^)
特別仕様車が出ると来年は変更がある可能性が高い。
特別仕様車を出した次の年は、フルモデルチェンジやマイナーチェンジ、一部改良などの変更が行われる可能性が高くなります。そして、またその車に注目を浴びさせて販売促進させるのです。
あなたはどうして車を買い替えるのでしょうか?
こういう質問をした時に多くの人は、《飽きたから、10年乗ったから》などと言います。実際今乗っている車が走行不能になったからという人は稀だと思います。車をただの移動手段として考えるのであれば、中古車で事足りますよね。現代の車はメンテナンスさえしていれば10年なんて通過点でしかありません。
誰だって良い車に乗りたいっていう願望はあるでしょう。最近は車の買い方も変わってきています。私が体験した新しい車の買い方について記事を書きましたので気になった方は、一度ご覧になって下さい。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。この記事が気に入って頂けたらシェアしてもらえると嬉しいです。