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テレビでセーフティセンスCやPと言われても何か分からないので実際に聞いてきました。
今回のToyota Safety Sense C、Toyota Safety Sense P以前にトヨタは昔から上級車種などには必ず最新の安全装備を搭載してきました。ですが、次世代自動運転車に向けてトヨタ全体で安全装備のカテゴリー分けを進めているようです。
自動運転車と聞いても私たちには、まだ馴染みのない事かもしれませんが、2020年のオリンピックに向けて急ピッチで進められているのは事実なので、後10年もすれば普通に安価で自動運転車が買えるかもしれません。
やはり何か新しい物を生み出すには、周りの環境を合わせておく必要がありますのでトヨタとしてはセーフティセンスという名前を一般の人たちに知ってもらって車の安全に関する知識を高めてもらってから自動運転車を発売したい所でしょう。
ところで、どうでもいい事かもしれませんが文章にすると、セーフティセンスかセーフティーセンスか分からなかったので実際にトヨタで聞いてみたのですが、発音の問題ですのでどちらも正しいとおっしゃっていました。
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実際にセーフティセンスとは何か?
参照:http://toyota.jp/information/campaign/anzen_anshin/
トヨタのHPに行くと説明が書かれていますが、実際に体験したり話を聞かないと分からない事がありましたので今回にご紹介します。
まず、セーフティーセンスCとPの違いは簡単に言えば
感知するレーザーの感度の違いです。
セーフティセンスCはレーザーレーダーでセーフティセンスPはミリ波レーダーを使用しているので、割高になりますが比べてみるとセーフティーセンスPの方がはるかに障害物を認識する能力が高いのでより安全になりますね。
トヨタの方は、セーフティセンスCはレーザーレーダーなので低速でないと効果が得られない可能性が高いとおっしゃっていました。セーフティセンスPに関しても軍事用にも使用されているミリ波レーダーですが、安全装備があるからといってあまり過信し過ぎないで欲しいとのことです。
やはりドライバー自身が安全に関してもっと意識を高めていかないと、いくら安全装備があるからといって事故は防げませんよね。
セーフティセンスCについて
①プリクラッシュセーフティシステム(衝突回避支援型)
これは私も新型ヴェルファイアで体験したのですが、衝突の恐れがある場合にブザーが鳴りメーターに赤い表示でブレーキと出てきます。
その後ドライバーがブレーキを踏むと、いつも以上にコンピューターが制御してくれて、自分では少し踏んだつもりでも急ブレーキのような感覚がするくらいブレーキがかかります。
ドライバーがブレーキを踏めなかった場合は、状況に応じて自動ブレーキがかかります。
残念ながらこのセーフティセンスCのプリクラッシュセーフティシステムは、歩行者を認識する事が難しいようなので、車対車の為だけと認識していた方がよさそうです。
②レーンディパーチャーアラート
https://youtu.be/al8w9yw1yLQ
参照:トヨタHP
自動車の前に付いてあるカメラによって道路の車線を認識して、もしドライバーが居眠り運転をしてしまって車線からはみ出してしまった場合、アラームで知らせてくれます。
実際にこの機能は前からあったと思いますが、正直ディスプレイ表示とブザーだけじゃあまり意味がない気もします。爆音のブザーなら効果があるかもしれませんね。
③オートマチックハイビーム
https://youtu.be/8drQ4ePxgUE
参照:トヨタHP
これも前からあった装備ですが、前方に対向車もなく辺りも真っ暗な場合、自動でハイビームになり、もし対向車が来ても自動でロービームに変わるといったような便利な装備です。
山道を走行する場合などは、街灯もなく辺りが真っ暗なのですしそれに加えて高低差で全然前方の道がどっちに曲がっている事が分からない時が多くあると思いますが、そういう時は非常に役立ちますね。
④先行車発進通知機能
これは付帯機能ということで付け加えたような機能ですが、信号待ちなどで一旦止まって目を離してしまった時、気付いたら前方の車が進んでいて慌ててアクセルを踏む場合がありますよね。(私もよく後方の車からクラクションを鳴らされる事が多いです。)
そのような事にならないように、ブレーキを踏んで停止している状態から先行車が4メートル以上進んだ場合、ブザーとディスプレイ表示してドライバーに伝えてくれます。
これらの装備はON/OFF機能がありますので、もしいらないよって方はOFFにしておけば問題ありませんのでウザいなんて事はありません。
実際に私もアラームばっかりでウザい時がありましたので、いらない機能はOFFにしています。
セーフティセンスPについて
セーフティセンスCの機能は全て付いていて、それに加えてさらに安全性を高めています。
①プリクラッシュセーフティシステム(歩行者検知機能付衝突回避支援型)
参照:トヨタHP
上記のセーフティセンスCにプラスして歩行者も認知出来るミリ波レーザーを使っていますので、対向車のみならず歩行者にも対応出来、危険回避に役立ちます。
②レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御機能付)
セーフティセンスCのブザーとディスプレイ表示で知らせてくれるのにプラスしてステアリング制御機能が付きますので、もし道路の白線や黄色の線からはみ出してしまった場合は、自動でステアリングをアシストしてくれます。
③オートマチックハイビーム
セーフティセンスCと同様です。
④レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付・全車速追従機能付)
この機能は非常に便利だと感じていて、例えば100キロでクルーズ設定をしたらずっと100キロで走行してくれますし、先行車がいても減速、加速してくれますのでブレーキを踏む必要がありません。
またヴェルファイア、アルファードの場合はまだセーフティーセンスPでもCでもありませんが、その機能が付いていてもし速度が0キロになって止まってしまっても、前の車が発進したらアクセルを軽く踏むか、クルーズコントロールスイッチレバーを上に上げれば、また追従します。
車種によって差別化されるようです。
もう自動運転してもらっているような気分になります。
具体的な車種一覧。
◎セーフティセンスC
プレミオ・アリオン
ヴォクシー・ノア
エスクァイア
エスティマ(ハイブリッドを含む)
シエンタ
オーリス
アベンシス
カローラアクシオ・カローラフィールダー
スペイド・ポルテ
アクア
ヴィッツ
◎セーフティセンスP
ランドクルーザー200
プリウス
C-HR
セーフティセンスPに関しては、トヨタとしても多くの車種に取り付けたくないようで、今後MOP設定の車が多くなる事が予想されます。
今後はどうなるの?
自動運転車が普及するまでトヨタは安全装備として、このセーフティセンスCとPを車種毎に設定して、グレードやMOPに組み込んで差別化図って消費者の所有欲を引き立たせてくれるでしょう。
そうしている内に自動運転が普及し始めて、最終的にはセーフティセンスCとPは一緒になり、それが自動運転に欠かせないものになってくるのではないでしょうか。
これから新車を購入する場合は、誰もが今現在の最新安全装備を全て取り付けて購入したいのは分かりますが、その前に自分自身の運転と安全に関して考えを見直す必要があると感じます。
2016年末から2017年にかけて日本で発売が噂されている新型車の情報です。時間があればご覧になって下さい。
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