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ヨーロッパのディーゼル問題で、クリーンディーゼルの未来がなくなった。
ランドクルーザープラドのディーゼルに乗っている方に忠告です。トヨタは今後、クリーンディーゼルの開発を辞める可能性が極めて高くなりました。
やっとの思いで2015年の新型プラドにクリーンディーゼルを投入したトヨタですが、ヨーロッパのディーゼル規制の強化や不正でディーゼル車の居場所がなくなりつつあります。
昔のディーゼル車のイメージと全然違うので、購入を検討されている方は注意して下さい。
それを踏まえて、ここからは私の主観で予想していきますね。
そもそも昔のガソリン車のエンジンがひどかった。
今でもランクル100やプラド95系、120系のディーゼルが海外で人気です。当時のガソリン車は、トルクがなくて走らないし、耐久性も悪かったためです。
昔は10年10万キロくらいで廃車にする車がほとんどでしたが、今は通過点に過ぎません。
ランクル系の場合、普通車より重量があるのでアクセルを踏んでも走らない車より、振動が多少あってもディーゼルのトルク感があった方が良いですよね。
人気の理由は、トヨタブランドと耐久性です。
需要もクリーンディーゼルよりガソリンエンジン。
2015年のマイナーチェンジでクリーンディーゼル車が復活しました。当初、私も気になって試乗も何回もしましたが、ガソリン車よりは良いがその他の車と比較すると、かったるい印象でした。
2017年8月現在の動向をみても、クリーンディーゼル車が余っている反面、高年式のガソリン車が大人気です。
海外は、車を購入すると壊れるまで修理して乗り続けるのが普通ですから、このディーゼル車に高いお金を払ってまで買う必要がないのでしょう。
まだ、様子見。
これがいつまで続くか?ですね。新型エンジンの評価は最低でも5年程度かかる気がします。おそらく、次期モデルチェンジ予定の2020年くらいなのではないでしょうか。
TNGAによる世界戦略車にするために・・・。
120系の1KD-FTVエンジンから150系の1GD-FTVエンジンになって、クリーン化に伴って部品点数も増えています。
エンジンスペックをみると馬力はそんな変わりがないけど、トルクは大幅UPしています。排気量をダウンして、その他をUPするって相当なコストがかかっているんでしょうね。
それでも、トヨタはクリーンディーゼルを世界中にアピールしたかったのです。
なぜかというと、トヨタはTNGAというプラットフォームを共有して世界各地に合わせた車を簡単に生み出すシステム作りをしています。国ごとに車種制限が違うので、今まではそれが面倒で時間もコストもかかっていました。
でも、TNGAによりC-HRやカムリは、新車を容易に世界中に販売できるようになったのです。
ディーゼル推進国が多いヨーロッパがEVに移行。
プレミアム自動車メーカーであるボルボ・カーは、2019年以降にローンチするボルボ車はすべて電気モーターを搭載することを宣言いたします。
これによって内燃機関のみを持つ車の歴史に終わりを告げ、今後のビジネスの中核に電化が据えられることになります。
この宣言は車メーカーによる電化推進の中でも最も意義の大きい決定の一つであると言え、内燃機関の発明から1世紀以上が経った今、いかに自動車の歴史における新しいチャプターを電化が切り開いているかを示しています。
2019年って!あと1年後!
もうすぐですね。
このように、ヨーロッパは後10年もしたらEV車が大半を占めているかもしれません。もうプラドの市場は新興国頼みになりました。
でも、道路などのインフラ整備が整ってしまえばこの車を買う人は、いるのでしょうか?
日本ではSUVやミニバン、スポーツカーに変わってきていますよね。今後はEVや人乗りドローンも発売されてきますので、プラドのような車は厳しい状況になるのは間違いありません。
ディーゼルなんて言葉も古くなるかもしれませんよ。せっかく2017年9月にマイナーチェンジするというのに、悪い噂ばかりですね。
新型プラドはどうなる?補助金を貰って購入した人へ。
アウトドアが好きならある程度道が悪くても余裕で走れますので安心出来ると思います。好きで買った車なら4年後は、今よりもっと愛着が湧いているかもしれませんよね。
プラドは4年後の2019年〜2020年には必ずフルモデルチェンジするはずです。
トヨタは新型エンジン(1GD-FTV)を作ってしまった以上、すぐ無くすこともできないので当分の間は改良バージョンを販売するとみています。
もし4年後に売却しようと思っているのなら、正直もったいないです。プラドは、エンジン形式が変わると下取りが大幅に安くなる反面、エンジンが変わらなければ値落ちが少ないからです。
今値段が下がっているからといって急いで売却する必要はありません。なぜかというと、プラドは年々世界中の税規制が目まぐるしく変化していますので、必要があれば世界中から大量オーダーがあるかもしれないのです。
これ以上は書けませんが、私もプラドが大好きなので長く乗って下さいね。
最後に、プラドに興味がある人に有料記事を書きました。お得な情報をアップしています。