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排出ガス不正問題を受けて試験した結果が悪過ぎる。
2016年3月3日、国土交通省と環境省はフォルクスワーゲンの排出ガス不正事案を受けて実施した、トヨタ、日産、マツダ、三菱のディーゼルエンジン搭載モデル6台の台上試験と路上走行試験の結果を公表した。
その結果が悪い。最近、ディーゼルに力を入れているマツダは規制値内だった事から、さすがマツダといったような声が上がっています。
一方その他のメーカーはというと、どこも規制値なんて関係ないくらい高い数字が出たり、ハイエースに限っては規制値って何って言いたくなる程の酷い結果でした。
その中でプラドはというと、規制値より約3倍くらい高く乗り方次第でもっと高くなるような印象がありました。
こうなってくると、国内のディーゼル車はマツダが一人勝ちするような気がしてなりません。
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去年発売されたばかりなのにまたコストがかかってしまう。
2015年の秋口に発売されたトヨタの初クリーンディーゼルエンジンですが、発売後半年足らずで境地に立たされています。
トヨタとしては、まず日本でこのディーゼルエンジンを広めてうまく行けば、積極的に海外でも国に応じて対応し広めていけると思っていたのではないでしょうか。それが今回の件で、また検査という項目が増えてコストがかかってしまい値上げするしかなくなってくると感じます。
ただでさえ高いエンジンなので、購入を検討している方はトヨタの今後の動向に注視しましょう。
今後の見解について
巷では次期プラドのディーゼルは前回のように消滅するだろうと言われていますが、私はそうは思いません。
トヨタは現行モデルに新型エンジンを積んでテストしてフルモデルチェンジで改良してさらに良くして発売するつもりだったと思います。
そこで開発を止めてしまったら今まで時間を費やしていた事が全て無駄となります。せっかく尿素SCRシステムなどを新開発したのですから次のフルモデルチェンジでは、トヨタはさらに良いシステムに改良してくるでしょう。
リセールを気にしている方もいらっしゃると思いますが、まだ海外での評価を得られていない以上人気が出る事はないと思いますので、短期で乗り換えようとして買う車ではありません。
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